旅は驢馬をつれて (大人の本棚)

  • みすず書房 (2004年12月1日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 3
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友人にあてた序文では、善い人オーラでまくりで、こういう人の旅行記ならば、確かに“生きる歓びに満ちた”“愛すべき旅行記”になるだろうな、と思わせるのだが、読み始めてみると、ちょっとした肩透かしをくらった気分になる。
なんだかずいぶん、不平たらたらなんである。
星空の美しさや夜明けの森の美しさなど、野宿の醍醐味というのは伝わってくるのだけれど、それだって森の所有者や浮浪者に脅かされはしまいかと、びくびくものの野宿だしなぁ。
生きる歓び・・・・・・・はて・・・?
 
吉田健一訳も出ているので、そちらでもう一度読み直してみる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外の小説
感想投稿日 : 2010年12月19日
読了日 : 2010年11月18日
本棚登録日 : 2010年10月22日

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