絵でわかるスーパーコンピュータ (KS絵でわかるシリーズ)

著者 :
  • 講談社 (2012年5月29日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 14

姫野ベンチで有名な姫野さんが執筆された本。スパコンについて、一般向けに書かれた本…のように思えますが、その割には若干、内容が難しい気がします。(数値シミュレーションを志す学生にとって)絵で分かるスーパーコンピュータなら納得できる題名です。2012年頃の最新のスパコン分野の動向、流行を体系的に知ったり、技術の概要を知ることが出来る点ではよくまとまった一冊。

また、国家戦略として作られたスパコン「京」の解説や、京によって可能となる計算シミュレーションや世の中への貢献、得られる恩恵についても書かれています。なお、「2位じゃダメなんでしょうか?」という意見もあるようですが、現実はもっと厳しいようです。本書のP81にスパコン国別シェアがあり、2011年11月時点で米国50%程度に対し、中国が約15%、日本が約8%と、2011年11月時点では、日本のシェアはさほどないようですね。本書でも世界最速のスパコンがどこの国にあるかより、このシェアのほうが国の重点の置き方をあらわしていると述べられているのが印象深かったです。

なお、スパコンの技術面の解説では、ウィークスケーリング、ストロングスケーリングの説明が、私が今まで読んだ本の中では一番分かりやすかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 売却済み
感想投稿日 : 2013年6月2日
読了日 : -
本棚登録日 : 2013年5月26日

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