連作ミステリとしてあるけれど、ミステリテイストのホラーといった印象。タイトルどおり、遊び心に満ちてるなあ、という気がしてかなり好み。さらに現代社会の病理といったものも絡めてあって、その危うさがもうたまらない。「危険な遊び」ほど魅力的なんだよねえ……。
「黄昏時に鬼たちは」が一番好きかな。最もミステリ的だし、「やられた!」という思いが一番強かった。それに「隠れ鬼=かくれんぼ」ってポピュラーな遊びのはずなのに最近はできないよねえ、てので妙な懐かしさと楽しさを感じながら読めた部分もあるし。
「蛇と梯子」も雰囲気が魅力的。こちらはかなりホラー。ボードゲームの図まできちんと載ってるのは良いぞ。だけどこんなゲームはやりたくないなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラーミステリ
- 感想投稿日 : 2010年1月29日
- 読了日 : 2010年1月29日
- 本棚登録日 : 2010年1月29日
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