「幽」文学賞受賞作品。不思議で幻想的な連作短編。ジャンルとしてはホラーと言ってもいいかもしれないし、怖いと思える部分はたしかにあるのですが。怖いとか綺麗とか不思議とかいうよりもまず出てしまう感想は……「美味しそう」なのかもしれません。
一歩間違えればグロテスクになってしまいそうな描写がとても美麗。そして香り立つような雰囲気に満ち溢れていて、こんな果実があるのなら口にしてみたい、と思わざるを得ません。でも果実になりたいかどうかと聞かれたら……それはちょっと悩むな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2015年7月30日
- 読了日 : 2015年7月30日
- 本棚登録日 : 2015年7月30日
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