怪談実話集。実話……本当に? と思うけれど。個人的にはフィクションだと思いたいです。ホラーは好きですが、現実にこんなの体験したくありません。そしてその怪異の原因が解明されることなくそのまま、というのも実話怪談の醍醐味なのでしょうか。わけのわからないままのほうがやはり怖い気がします。
一番怖かったのは「失踪」。何が怖いのか、誰が怖いのか、その感情がぐるっとひっくり返されてしまう怖さが最強。
シュールでユーモラスな「カップ麺のゆくえ」も印象的でした。怖いと言えば怖いし、実際こんな目に遭ったら耐えられないけれど。でもなんか可笑しくなっちゃうんですよね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2020年10月8日
- 読了日 : 2020年10月8日
- 本棚登録日 : 2020年10月8日
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