風の歌、星の口笛 (角川文庫 む 10-1)

著者 :
  • 角川書店 (2007年10月1日発売)
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感想 : 15

SFファンタジーミステリってことで、そういうのにあまり馴染まない私はいまいち食わず嫌い気味。それでも横溝正史ミステリ大賞ってことで読んでみたのだけど……うーん、どうだろうなあ。たしかに雰囲気はけっこう好きだけど、「横溝正史ミステリ大賞」と思っていた印象とはちょっと違った。レーベルに捉われた先入観を持って読むと失敗しそうな一作。
でもまああのトリックは大仕掛けそのもの。SFってことで危惧していたとおり、私には到底思いつかないものだったので、びっくり仰天。その点ではしっかり満足。動機は坂東さんが選評で書かれたように(なのでこっちを先に読んじゃうとネタバレ注意!)「そんなのありかっ?」と思わないでもないけれど、この世界観の中でなら許せるなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2010年1月29日
読了日 : 2010年1月29日
本棚登録日 : 2010年1月29日

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