「クリスティーン」自転車版。勝手に動き回る自転車、可愛らしいような怖いような。もちろんホラーなので怖いのですが。この自転車を巡る人間模様には、哀愁も感じます。
少年の失踪の責任は誰にあったのか、もしくは誰にも責任がなかったのかもしれませんが。残された家族の心情も痛ましいですね。そしてそこに現れる自転車は恐怖の対象なのか、それとも……なんにせよこの結末は、意外でありながらもしんみりさせられました。きっと誰も、誰かを傷つけたいわけじゃなかったんだろうなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ホラー
- 感想投稿日 : 2010年1月14日
- 読了日 : 2010年1月14日
- 本棚登録日 : 2010年1月14日
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