クラムボン殺し (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2006年10月6日発売)
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本棚登録 : 30
感想 : 8

「クラムボンは死んでしまったよ」がこんなブラックなシチュエーションで使われるとはっ! ちなみに「やまなし」の見立て殺人ではありませんでした。そういえばクラムボンって……私はずっと「泡」だと思っていましたね。
「んなあほなっ!」というほどど派手な見立て。「まさかそれが?」という見立て動機。あーこれでもう大満足。犯人はかなり早くに勘で分かりましたけど。楽しく読めたのでそれで個人的にはかなり幸せです。見立て殺人万歳~。
ただ、普通のオーソドックスミステリだと思って読んでいると「はぁ?」ってな部分は多少ありますけどね。謎解きの邪魔はしてないし、エンターティンメント要素として読めばまあいいかと。ノリはものすごく良くて、さくさくと読めたし。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2010年1月16日
読了日 : 2010年1月16日
本棚登録日 : 2010年1月16日

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