魔術師 (江戸川乱歩推理文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
5

過去に読んだはずなのだけれどほぼ忘れていました。おかげでものすごーく楽しんで読めましたが。
玉村家に届けられるカウントダウンのような不気味な予告状。警戒網を潜り抜け、いかなる手段を用いたものか、神出鬼没の犯人はまさに魔術師というほかありません。やがて起こる酸鼻を極めた殺人事件。それなのに、こともあろうに事件発生前に犯人に拉致されてしまった明智小五郎。と、幕開けからもうテンションが高すぎます。そのまま恐ろしい事件は次々起こるし、犯人に囚われた明智がどうなるかというのにも終始わくわくしっぱなし。一気読みです。
殺人のガジェットもとても魅力的だなあ。いや、あんな目に遭いたくはありませんが(苦笑)。「魔術師」のあまりに根深い怨みと、常軌を逸した執念にも愕然とするばかりです。
しかしそれにしても、これってあの人の初登場作品だったのか。あんな出会いだったとかも、全然記憶にありませんでした。そして作中でちらりと語られる「蜘蛛男」と「吸血鬼」もまったく記憶にないので、読みたい気持ちがひしひしと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2021年11月12日
読了日 : 2021年11月12日
本棚登録日 : 2021年11月12日

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