時効撤廃の境目で、ぎりぎり時効が成立してしまった連続殺人事件。その事件から22年後、犯人を名乗る美青年が告白本を出版し世間を騒がせる事態に。かつてその事件を担当した刑事、被害者遺族、そして正義を代弁するジャーナリストなどなどさまざまな人物が入り乱れ、意外な真相にたどり着くスリリングなミステリ。
ちなみに映画版は観たのでネタは知っていたのですが。充分に面白く読めました。映画ではほぼ語られなかった女性編集者の物語が、本好きとしても魅力的に感じられました。たしかにこんな本を世に出すだなんて!と糾弾はされるでしょうが。それでも仕方ないことってあるのかな。いい本が売れる本だとは限らない、というのはなんだか胸が痛みます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2017年11月14日
- 読了日 : 2017年11月14日
- 本棚登録日 : 2017年11月14日
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