コミカルでハートウォーミングなミステリ第二弾。相変わらず楽しいなあ。「猫弁」シリーズとのリンクも若干あって、それもまたファンには嬉しいところ。たしかに事件はささっと解決しませんが、イライラはしなかったなあ。のんびりと物語を楽しみたい一冊です。
西郷さんの犬の銅像盗難事件、振り込め詐欺、ドッグショーを巡る疑惑、などなど、個々の事件はさほど大きくないけれど盛りだくさんな内容。それがラストに向けてすべてきれいにつながっていく過程も圧巻だし、なんといっても光二郎をはじめとするキャラクターの魅力がとても良いのです。セリフの数々にも笑わされたり、はっとさせられたり、ほんわかさせられたり。あたたかい気持ちになれました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2017年10月22日
- 読了日 : 2017年10月22日
- 本棚登録日 : 2017年10月22日
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