しゃばけ

著者 :
  • 新潮社 (2001年12月1日発売)
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本棚登録 : 2691
感想 : 418
5

コミカルな妖怪時代ミステリ、とでも言えばいいのか。面白くさらっと読めちゃう一冊。妖がばかばか登場して、当然事件もそれ絡み。「こんなのあり?」と思わないでもないけれど、妖が登場するのは前提だしね。それを踏まえた謎の提起もきちんとされてるので、ばっちしミステリでしょう。
キャラクターも好感が持てる。とことん病弱で甘やかされまくってる「若だんな」は一見頼りなさそうなのに、実はすごくかっこ良いし。登場する数々の妖も魅力的。しかし一方で「尋常ならざる力を持っている」はずの犬神と白沢は本当に強いのかが非常に疑問(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 時代物
感想投稿日 : 2010年1月24日
読了日 : 2010年1月24日
本棚登録日 : 2010年1月24日

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コメント 1件

猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/11/02

「実はすごくかっこ良い」
常に、身体じゃなく頭を働かせているし、心根も真っ直ぐで好感持てますからね。
私は、4~5冊読んで残りは積んでいる。早く読まなきゃ(って本が山積です)

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