卍(まんじ) (新潮文庫)

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本棚登録 : 2194
レビュー : 239
著者 :
中井イリアさん 900 文学   読み終わった 

谷崎潤一郎が1928年に雑誌"改造"に発表した長編小説。主人公の柿内園子が自分が係わった事件について先生に話すという体裁の作品で、初めて読む人は、関西弁の口語体で書かれている文章で面食らうと思いますが、慣れればけっこうすらすらと読めます。前半の園子と光子の同性愛的な話から、後半、光子の婚約者である綿貫が登場した辺りから展開が不穏な空気を漂わし始め、ラストの園子の夫まで巻き込んだ事件への発展はハラハラして、物語に引き込まれます。誰に感情移入して読むかによって感じ方が変わる作品です。

レビュー投稿日
2014年9月3日
読了日
2014年9月3日
本棚登録日
2014年9月3日
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