真夜中のパーティー (岩波少年文庫 42)

  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
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本棚登録 : 393
感想 : 45
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ピアスの名作『トムは真夜中の庭で』を読んだのは20代だったと思う。その頃、他の作品も読んだかはっきりしなかったのだが、この短編集のタイトルになっている『真夜中のパーティ』の途中、(子どもたちが夜中に台所に集まって、年長のアリソンが、マッシュポテトを全部使ってポテトケーキを焼き始め、寝ている末っ子まで起こすよう言うくだり)で、思い出した。そのなかなか大胆な発想が効を奏して、しかも面白かったことを…。

それは、ともかく、今、読んでもいい。まあ(これは持論だが)優れた子どもの本は、大人のへたな読み物よりよほど味わい深い。
岩波少年文庫についての本にも、どなたか書かれていたが、字も大きいし、年配になってからも尚、お薦めシリーズ(作品群)であるのは、もっともなことだと思うなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学・児童書
感想投稿日 : 2011年12月14日
読了日 : 2011年12月14日
本棚登録日 : 2011年12月13日

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