前著「整体から見る気と身体」がよかったので、書棚で見つけて早速読み始めた。が、怒涛のコージー・ミステリーの勢いに押され、寝る前の僅かな時間に少しずつ読み進む結果に…。
前著と比べると、内容が多岐にわたりやや散逸的な感は否めないが、作者が自問自答しながら書いたというだけあり、どの断片も示唆に富んでいます。たぶん、読み返すとそのときどきで、得ることが多いことでしょう。
興味深い記述は、いろいろありましたが…、共鳴性の高い人は、社会的に目立ってバリバリやっていく人ではなく、むしろ目立たないくらいで、いなくなってその存在の不可欠さを知るような人であること、そうした人や部分を尊重することが社会の流れや在り方をよくする、という話が印象に残っています。
いずれにせよ、現代こそ、それぞれの身体の語りかけることにもっと耳を傾ける(留意する)必要があるのだろうなと感じさせてくれ、そしてやはり“今、ここ”を生きることが大事なんですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自己啓発・哲学
- 感想投稿日 : 2008年12月9日
- 読了日 : 2008年12月9日
- 本棚登録日 : 2008年12月9日
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