僕は小説が書けない

  • KADOKAWA/角川書店 (2014年10月31日発売)
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本棚登録 : 814
感想 : 93
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赤き光が地に沈もうとしていた。やがて夜の帳が翼を広げ、世界を暗い闇の懐の奥深くへと覆い隠していくのだろう。

…厨二炸裂!!
いい年して厨二やら腐の要素をこじらせているわたしにとって、楽しくも突き刺さるお話でした。主人公の生い立ちや体質(?)が中田さんテイストで仄暗く、好みでした。キャラクターとしては、実在したら絶対に関わりたくない御大が、とてもかっこよく一番。また、実在したら殴り倒したい程嫌な男の原田も、なぜかとても好きでした。不思議なもんですね。

中田永一さんは好きで、別名義含めよく読みますが、中村航さんは今回初めて。どこからどこまでをどっちが書いたのか全然わからず、すごいなあって思いました。今度は中村さんの本も読んでみよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年9月27日
読了日 : 2015年9月27日
本棚登録日 : 2015年9月27日

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