名著との誉れ高い本書ですが、個人的にはあまり好きではないです。一通り読みましたが、同著者の「Modern Quantum Mechanis」ほどの感動は無かったです。初めて相対論的量子力学を学ぶ人には「基本的」な部分の解説が足りず苦労すると思うので、2冊目以降が吉。ただRQMばかりやる人もそうそういないわけで…。特徴としては、式の「なぜ?」の部分が解説されず終いなところが多い。例えば、重ね合わせの解をどうして−符号で置いているのか。その後の計算は+で計算したものになっているのも謎。誤植はかなり多いです。理論の応用例がたくさん扱われているのは良いところで、それがこの本の真骨頂でもあるわけですが。価格が高いのも。。。
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カテゴリ:
専門書・物理(量子力学、RQM)
- 感想投稿日 : 2008年10月21日
- 本棚登録日 : 2008年10月21日
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