興味深く読めた部分も多かったが、筆者が廃止論に傾きすぎているのが、この手の本としては失敗。
ルポルタージュやその類に私情はいらない。
反対に考えると、筆者が死刑囚に踏み込みすぎている分だけ、その被害者関係者が読めば、死刑が救いだったと思わせられる内容に仕上がっているとも言える。
そして、見方を変えれば、被害者感情に非常に無神経な書き方をしていると考えることもできる。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ソノタ
- 感想投稿日 : 2012年3月22日
- 読了日 : 2012年3月22日
- 本棚登録日 : 2012年3月19日
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