死刑囚の最後の瞬間 (角川文庫 お 21-2)

著者 :
  • KADOKAWA (1996年6月1日発売)
3.18
  • (5)
  • (13)
  • (51)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 185
感想 : 23
3

興味深く読めた部分も多かったが、筆者が廃止論に傾きすぎているのが、この手の本としては失敗。
ルポルタージュやその類に私情はいらない。

反対に考えると、筆者が死刑囚に踏み込みすぎている分だけ、その被害者関係者が読めば、死刑が救いだったと思わせられる内容に仕上がっているとも言える。
そして、見方を変えれば、被害者感情に非常に無神経な書き方をしていると考えることもできる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ソノタ
感想投稿日 : 2012年3月22日
読了日 : 2012年3月22日
本棚登録日 : 2012年3月19日

みんなの感想をみる

ツイートする