非常に後味の悪い内容だった。
筆者は第五章の「儒教の陰謀は現在進行中」を書きたいがために、延々と中国と韓国の悪口を書き連ねていたのではないか。
もう少し中国と韓国の国民性に儒教がどう影響していたのかを論理的に説明してくれるものと期待していたのだが・・・。ただヒステリックに結果から儒教に結びつけて罵詈雑言を浴びせるだけで終わってしまった。
中国については、中華思想に儒教や歴史的な事象等の積み重ねがあっただろうし、韓国についても地政学的に侵略の繰り返しが影響して、現在の国民性が作り上げられたのだと思う。
あまりにも浅い論理構成で鼻白む感じだった。
ケント・ギルバートに多くを期待する方が馬鹿だったかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2017年5月23日
- 読了日 : 2017年5月23日
- 本棚登録日 : 2017年5月19日
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