Archie Greene and the Magician's Secret (English Edition)
- Faber & Faber (2014年9月2日発売)
2015年のイギリスの児童文学賞「ブランフォード・ボウズ賞」 候補作品(ロングリスト)ということと、7月10日に「アーチー・グリーンと魔法図書館の謎」というタイトルで邦訳が発売される!ということで、さっそく読んでみました。
原初のタイトルは「Magician's Secret」だから魔法使いの謎って感じ?それが邦訳では「魔法図書館」となっていて、本好きにはこの「魔法図書館」って魅力じゃあないですか!?
実際読んでみると、ちょっぴり地味目のハリーポッターな感じ。普通の世界に生きていた少年アーチーの12歳の誕生日に贈られてきた謎のプレゼント。それは昔の本で、実は魔法の本。オックスフォードにはごくごく一部の人だけに魔法の本のことが伝わっていて、それを守る人がいる。アーチーもその世界に巻き込まれていき、またその贈られた本には秘密が…。
そんなお話。
多読的には知らない単語がものすごくいっぱいあったのに、なぜか読みやすい。イギリス英語なのにね(・・;)
なんでかなぁと考えてみると、知らない単語というのは全部言いかえの単語なんですよね。文学的には相当優れているのではないでしょうか。同じ憂鬱でも最初と次では言い換えられていて、でもなんとなく前後の文脈でこういうことなんだろうなってわかる。ただ知らない言葉、そんな感じです。
実際、読むのにかかった時間も5時間程度だったのではないでしょうか。
地味だなぁと思っていると、そうこなくっちゃ!って巻き込まれたり(笑)ハラハラドキドキします。この秋には新作がでるようで、楽しみだったりします♪
- 感想投稿日 : 2019年5月21日
- 読了日 : 2015年7月19日
- 本棚登録日 : 2019年5月21日
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