われは熊楠

  • 文藝春秋 (2024年5月15日発売)
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初読みの作者が教えてくれた南方熊楠。
幼いころから読書が好きで百科事典を書写してたとか。書いて覚えたものは忘れないとゆう特殊能力も持っていたようでその知識は膨大な量に達していたとか。商家を継がずに我儘聞いてもらて上京したのに、大学予備門を中退したり、私費でアメリカに6年、イギリスに8年遊学して35歳で帰国ってすごいとゆうかで、結局何をしたんだろうと思うと知識欲に取りつかれカテゴライズしにくいわけで何者であるかといえば俺はジャイアン的なタイトルがふさわしく感じました。
美少年な羽山兄弟が、なにか重大なときの予兆で夢に出てくるとゆう因果関係は興味深いし夢についても研究してたようです。癲癇持ちで激高型で度々事件を起こし大英博物館を出禁になるとか、数多くの俺様逸話が残るなか熊楠の輪郭を辿ることができました。

※神社合祀反対運動に尽力し環境保護に貢献した実績は素晴らしいと思いました。原生林や伝承が後世に引継がれることの意義は学術的にも生態系を守ることにおいても大きかったと思います。
妻の松枝の実家の鬪雞神社も合祀を免れたのですが今は、熊野三山神社の別宮的存在で世界遺産に登録されているようです。
金銭面を支援した弟が継いだ南方酒造も社名を変え今も盛業中なのも嬉しく思います。
なにかと迷惑かけ続けた学者バカにみえる熊楠も世間に名が知れ渡るにつれ相乗効果で共存できる環境が整っていったのかなって思いました。
ただ、息子の熊弥は親の期待が大きすぎてかわいそうだったですね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2024年10月24日
読了日 : 2024年10月24日
本棚登録日 : 2024年10月24日

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コメント 4件

かなさんのコメント
2024/10/25

つくねさん、おはようございます!
まずは、熊楠からいきましたねぇ〜!
なんか、熊楠の家族がとっても大変でしたよね…。
熊楠が今の世に名を馳せているのは
家族の支援があってこそだと思いましたよ。
支援というか、犠牲とも言うのかも^^;

つくねさんのコメント
2024/10/25

かなさん、こんにちわ!
こちらの作品のほうが早く届いたので読みました。
家族は熊楠に振りまわされた感じですよね。
生涯働かなくても家族4人暮らしていけるってどんなんって
思ってました。しかも女中さんもいたんですよね。
暮らしぶりには余裕があった感じにみえたりです。
ネットでみると住んでた家の間取図とかあるのですけど
けっこう立派な家なんですよね。
敷地内に借家も二つあるようだから家賃収入もあったのかな?

デナリのは今日、借りれますよww

aoi-soraさんのコメント
2024/10/25

「俺はジャイアン的タイトルがふさわしく感じる」って、確かにそうですねwww
納得しちゃいました
熊野古道、いつか訪れたいな(⁠´⁠ε⁠`⁠ ⁠)

つくねさんのコメント
2024/10/25

酔っ払って都々逸とか
唄っちゃってましたですよね!

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