切り口鮮やかな、人生の断面あれこれ。主人公はおらず、一貫したストーリーもないことが、「誰も取り残さない」的な温かい空気を生んでいて、おしゃべりのような文章も相まって素敵な世界観。
しばしば同じ思考にたどり着く登場人物たち。現実にもこんなこと起きてるはずだよなあ、と想像が膨らんだ。自分と他者の間にある厚いバリアを、軽やかに取り払おうとする試み。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
日本文学(現代)
- 感想投稿日 : 2020年4月29日
- 読了日 : 2020年4月27日
- 本棚登録日 : 2020年4月25日
みんなの感想をみる