作者の残された深みのある歌詞には、常に「昭和」と自分の「青い頃」の思い出が重なる。口ざわり、耳ざわりの良い言葉だけの羅列ではなく、歌詞のどこかに本音や情念を感じる。そんな歌の作詞活動を通しての歌手達との関りや「スター誕生」という番組に纏わるエピソードが綴られている。特に、「山口百恵」との関りの章には知られざる場面もあり興味深かった。昨年逝去された、この方の書を読み終えた後、つくづくと「昭和の終焉」を感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2008年8月30日
- 読了日 : 2011年11月30日
- 本棚登録日 : 2008年8月30日
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