惜しくもジェンダー論に終始しているように感じた。幅広い層にわかりやすく説明したかったのだと思いますけども。
20代~30代前半くらいには納得できる説明(自分の感情が第一!多様性を認めよう!的な)ですね。ある意味で若者論でもあります。
重要な,「自分の考えを理解してくれない,むしろ押し付けてくる厄介な人対策」に効果的な対処法がないのは,作者も苦労しているんだろうなと感じた。
そういう人とはできる限り努力して避けるようにするのが鉄則だろうけども。。
なお,本編中に良く出てくる「レズ」という用語はエロ用語として使われていないので,変に意識して読むと内容が入ってこないので注意です。
そういえば,本編中では百合という用語はほぼ出てこないし,百合=同性愛として用いられています。
百合男子が想像しているものは書かれていませんよ(笑)
最後にぶっちゃけですが,「レズをカミングアウトして親と勘当した話」をさらりと流すのを見て作者に幻滅してしまいました。
頑張って説得したけど駄目だったというわけでもなさそうですし,知りたくなかったですね。。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2014年3月4日
- 読了日 : 2014年3月4日
- 本棚登録日 : 2014年3月4日
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