「仕事が速い人」と「仕事が遅い人」の習慣 (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社 (2013年10月19日発売)
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そんなに歳でもないけど、前時代日本人的にサービス残業をしてしまう自分。
そんな自分より多くの仕事をこなし、けれども定時退社しているような人と自分はいったい何が違うのか。
ヒントが欲しくて購入。

内容は、細かく分類した項目に言及して「こういう風にすれば効率化できる」という説明をするもの。
もしかしたら、ある程度仕事のできる人にとっては当たり前に感じられるかも知れない。
自分のような者ですら「まぁそれはそうだろ」と思う部分が無くはなかった。
とは言え、「言われてみれば確かにそうだ」「そうか、仕事が速い人は確かにそんな感じで動いているな」と思わされる部分も多々。

「タスク管理はそれに『かかる時間』まで考慮して」
「退社する時間を決めて仕事をする」
「『重要だが緊急でない仕事』を『重要でないが緊急の仕事』より優先させる」
等々、意識するだけでだいぶ違うだろうな、と思った。

ちなみに、似たタイトルで100円ショップで売ってる本があり、読んでみたらほぼ同じことが書いてあった。
巻末を見ると「参考文献」としてこの本の名前が(笑)。
どっちを読んでもまぁいいとは思うものの・・・。

まぁ手元に置いておいて損はないかと。
時代は仕事の効率の悪い人や無闇に残業する人を目の敵にする傾向にある。
「そもそも定時でこなせる仕事ではない!」・・・と嘆いたところで、
偉い人は耳を貸しちゃくれないし。
こういう本なんかを参考にしてやれるだけやるか、もしくは逃げ出す、あるいは自分が偉くなってしまう、という選択肢に絞られてくるのだろうなぁと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年12月7日
読了日 : 2016年12月7日
本棚登録日 : 2016年12月4日

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