愛を知らなかった子 ネグレクトされた少女が家族を得るまで

  • 講談社 (2012年5月11日発売)
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本棚登録 : 37
感想 : 8
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実の母親に8歳まで育児放棄されて、言葉も喋れずトイレトレーニングもできていず、発達年齢はほとんど1歳以下、という少女を養子にした家族の実話。
非常に心打たれる話ではあるんだけど、アメリカとの文化の違いに驚くことが多かった。3回めの結婚でようやく安定した家庭を築き、自分の子と相手の子合わせて5人を育て上げ、その上さらに養子がほしいという気持ち。犬や猫をもらうみたいに(実際には本書にある通りそんな簡単なことではないのだけど)顔写真とアピールポイントを示し、話を進めることが可能な子には"Available" と表示されるインターネットの養子斡旋サイト。
でもとにかく、この夫婦と末息子の愛情深さと根気には本当に頭がさがる思い。子供たちに幸あれ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2018年12月6日
読了日 : 2013年8月10日
本棚登録日 : 2018年12月2日

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