The Lord of the Rings: The classic fantasy masterpiece (English Edition)
- HarperCollins (2009年4月20日発売)
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感想 : 5件
"The Lord of the Rings" 3部作を1ヶ月かかってようやく再読。3部作ではあるものの、やはりこれは一冊のものだなあと認識。
今回は映画を見てからの再読だったので、登場人物が完全に映画の人たち。特に、Aragornは前から大好きなキャラクターだったけど(この人がいたおかげで前回も読みきれたと言っても過言ではない)、Viggo Mortensenさん演じるAragornがかっこよすぎて、本当に幸せ。
トールキンさんのイギリス人的な抑制のきいた筆致と比べると、(映画という媒体や観客層を考えたら仕方ないのかもしれないけど)映画の方はよりダイナミック志向で、犠牲にされたものは見えるものよりも大きいかも、と今回読んでいて思った。でも現代人としては原作は時としてまだるっこしく感じるのも確か。この世界をいくらかなりとも現代に蘇らせた監督の情熱と力量はすごいし、映像であの世界を見られるというのもすごいことだと思う。私など、全体の流れが映画のおかげでようやく掴めたようなものだし。
何にしても、読んでいる間毎日別世界に飛ぶ時間がとても楽しかった。トールキン自身のあの世界に対する愛着は、巻末の付録を読んでいると鬼気迫るほどで、王の歴代誌など、読んでいると申し訳ないけど眠くなってしまうのだけど、そこまで自分がのめり込める世界を創造してしまったトールキンさんはすごい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
所有 (Kindle)
- 感想投稿日 : 2018年12月9日
- 読了日 : 2016年1月17日
- 本棚登録日 : 2018年12月2日
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