扱っている題材は気の滅入るようなものなんだけど、ストーリー展開は上手くて、最後の最後までハラハラさせられた。伏線の張り方もすごく上手い。最後……そうだったのかぁと。犯罪に巻き込まれる子供ではない題材でもっとかいてほしいと思わせられるた。

2020年12月10日

読書状況 読み終わった [2020年12月10日]
カテゴリ 図書館

小学校にいて、日常から突然――神隠しにあって?――誰もいない、でも全く同じに見える学校にいる自分を発見した5人の子どもたち。その心と体の冒険譚。
1年生から6年生までの子どもたちはそれぞれつらいことや苦難を抱えて生きているのだけど、そうした背景がとても現代的でリアル。いじめ問題に加え、ネグレクト、小さな妹の世話のため学校に行かれなくなりそうな出稼ぎ外国人家庭の実情、母子家庭、母親の同棲相手による虐待など、問題提起が意欲的。
でも子どもたちは強い。常に前を向いて顔を上げて進んで行かれる力を持っている。
可愛いみーちゃんと、それから聖哉くんのことは途中心配したけど、何とかなりそうでよかった。
聖哉くんのお母さんは双極性障害だと思うんだけど、何か他に特殊な力も持っているのかな?と思わせるラスト展開。聖哉くんも受け継いでるよね、その不思議な力。

なかなか不思議だけど温かさと力強さのある、ストーリーとしても読み応えのある本だった。子どもにも大人にも読んでほしい。

2020年12月10日

読書状況 読み終わった [2020年12月10日]
カテゴリ 図書館

壊滅的な事が起こって人々が中世のような暮らしをしている未来のロンドンが舞台。文字は失われ、コミュニケーションの手段は(会話と)主に歌と音楽――という不思議な世界。
音楽で時間とか距離とか方向とかを伝え合い、記憶するということ自体が少し理解しにくいけど、面白い。
そして人々は長期記憶を持たない。おそらく言葉とそれを留める文字がないから。
そういう不思議なディストピアの話で、とても面白かったのだけど、後半は予想範囲内の展開なのでちょっと勿体なかったような。もう少し壮大な展開を期待してしまった。

そういえば、ちょうどこの本を読んでいた途中、本を読むということは――特にお話を読むということは――なんて素晴らしい体験なのだろうと改めて思った。私たちは紙と文字を通じて一瞬で他の人が考えた世界の中に飛び込み、そこに生きることができる。人間の頭の中ってすごいなと。

2020年9月27日

読書状況 読み終わった [2020年9月27日]
カテゴリ 図書館

最近スカーフにハマってる。
これは少し古めの本だけど、スカーフの結び方の基本がまとまっていてよかった。

2020年9月22日

読書状況 読み終わった [2020年9月22日]
カテゴリ 図書館

展開が結構意外性があって面白かった。
しかし読後感層はただひとつ――羨ましい。私にもマイクがほしい。私のアニマだかアニムスももうちょっと活躍してくれたら良かったのに。

2020年9月22日

読書状況 読み終わった [2020年9月22日]
カテゴリ 図書館

頭がよく回り、みんなを笑わせる人気者の女の子。でも本当の自分はそうじゃなくて……という、よくある子どもの悩みに寄り添った小説。

YAよりもう少し低い年齢層向けの本なので、人物も展開も単純めで安心して読める。

自分は自分、このままの自分を好きになろうよ、という強い肯定的なメッセージなんだけど、私はちょっとだけ引っかかった。美人でスレンダーなお母さん、娘に常に甘いものを与えてるのはあなただよね、もうちょっと考えたら?と。
いや、でも良い話だと思う。

2020年9月20日

読書状況 読み終わった [2020年9月20日]
カテゴリ 図書館

久しぶりに奇跡調査官らしいお話。楽しい時間を過ごせた。

2020年9月19日

読書状況 読み終わった [2020年9月19日]
カテゴリ 所有 (Kindle)

伊能忠敬の第1回測量の話を、父を探す少年従者を主人公に据えて読みやすく小説にしたもの。まとまりもよく、間に書かれた歴史コラムも勉強になって、大人にも十分オススメの本。
伊能忠敬が日本の地図を作ったおじさん、というくらいのことは知ってたけど、その前身は学者ですらなく商人だったとか、隠居してから学問の道に入り、そして頑健でもない体で歩きに歩いて地図を作ったとか、事実は驚きの連続だった。
「コツコツ地味な積み重ね」の体現者のような姿勢には頭が下がる思い。
アラ還のおじさんだけど、とてもかっこいい。
「いくら手を伸ばしても、天の星にはとどかぬ。だが、頭で道理を考え、手足を動かして測量すれば、地を歩いていても星にとどくかもしれぬ。それが学問だ。」( p.115) とか、熊と対峙した時の「責任を取るのが大人の仕事だ」(うろ覚え)みたいな台詞とか、素敵だ。
千葉に資料館があるようなので、いつか行ってみたいと思わされた。

2020年9月16日

読書状況 読み終わった [2020年9月16日]
カテゴリ 図書館

お洒落な年上の女性に最近憧れる。歳を重ねてゆく未来は暗いばかりではないんだと思いたい……のかな?
マダム・チェリーは本当にお洒落だし立派なんだけど、最後に履歴を知ってちょっと鼻白んでしまった。ハーフで神戸のよいお家の育ちで宝塚音楽学校に苦もなく入り……というような方と私の将来は一緒に語ってはいけないのではと。
ともあれ、美しい人というのはいくつになっても美しいのだなーと思い、自分もできるだけのことはしなくてはと思ったのでそれを収穫としよう。私もいつかお洒落を楽しむおばあさんになりたい!

2020年9月1日

読書状況 読み終わった [2020年9月1日]
カテゴリ 図書館

1900年に初版の、誰でも知っている物語。原著で読むと、100年の間に英語も文化もずいぶん変わったのだなあと改めて思わされる。
それにしても、ブリキの木こりが何故ブリキなのかすっかり忘れていて、真実を知るとちょっとホラーに感じられたり。そういえば、カンザスの家に帰るためなら人(魔女)殺しも請け負ってしまうドロシーも結構恐ろしいかも。
古いんだけど斬新。子供の頃好きだった。

2020年9月1日

読書状況 読み終わった [2020年9月1日]
カテゴリ 所有

旅は続く……。

2020年8月30日

読書状況 読み終わった [2020年8月30日]
カテゴリ 図書館

何というか……往年のStephen Kingの断片をくっつけたような作品。意外性もなく、想定内に話が進み、終わる。キャラターも薄っぺらい(努力は感じられるのだけど)。

元気でいてくれて書き続けていてくれるのは本当に嬉しいことだけど、少し残念。最初に「呪われた町」で出会った時のあの高揚感をまた感じたいと思うのは、私のわがままなのかな。

2020年5月21日

読書状況 読み終わった [2020年5月21日]
カテゴリ 所有 (Kindle)

ケネディ暗殺の真実がどうだったのかとか、ケネディがあそこで斃れなかったらどうなっていたのかとか、アメリカ人には世界を揺るがす大問題なのかもしれないけど、あまり興味ないし、それでこの本は長いことスルーしていた。

一応タイムトラベルものになるので、そこはキングさん、読み始めてじきに、ああやっぱりこの人はストーリーテリングの天才だなあと思わせられる。アイディアもだけど、語り方が上手すぎ。
でも中盤、ケネディ関係のことがずっと続くので飽きてしまった。キングさん、この問題は結構シリアスにリサーチしたようで、細かいんだもの。最後の方でようやくまた主人公の人生が動き始めて面白くなるけど……どうなんだろう、少しメロウな展開だった。

まあ、いつもどおり楽しい時間を過ごさせてもらいました。
途中、デリーの街がちょこっと登場するので、ヴェヴァリーファンはちょっと嬉しいかも。あの夏を思い出すね。

2019年8月10日

読書状況 読み終わった [2019年8月10日]
カテゴリ 図書館

短編4篇。暇つぶしに。

2019年8月10日

読書状況 読み終わった [2019年8月10日]
カテゴリ 所有 (Kindle)

かつてイングランドでペストが流行した時、村の出入り口を閉ざして近隣に病気が広がるのを防いだ村があったというのは知っていたのだけど、それ以上の興味を持ったことがなくて忘れていた。これはその村のお話。
時代はペスト流行史上2番めにひどかった1665年、場所はピークディストリクトのEyam。

沢山の人が亡くなった時点から物語が始まって、主人公は20歳を越えたばかりで2人の子供を亡くした寡婦……という、いかにも暗い設定で、一瞬心が揺らいだのだけど、読み続けてよかった。この主人公の心の強さ、村人全体にも通じる、すべきことをする(ピューリタン的な)勤勉さと強さが、人間の手に負えない不条理さや悲劇を前にしてじわじわと効いてくる。

決して声高ではないのだけど、女性原理の強さも描かれていて、主人公が最初は望んではいないのだけど、結局生命を生み出す性としての女性の職業である産婆、その裏面ともいえる魔女(薬師)として成長していく、というところも興味深い。男性原理の強いピューリタン社会での必要悪のような、畏れられながらも蔑まれ、一歩間違えば魔女扱いで殺されかねない、その不安定さを受け入れつつ前進してきた女性たちの系譜。
最後の展開もスパイスが効いていて、しかも爽快。

「古書の来歴」のジェラルディン・ブルックス、抑えた筆致と圧倒的な知識が素晴らしい。本当に力量があるなあ。これからも楽しみ。

2019年8月10日

読書状況 読み終わった [2019年8月10日]
カテゴリ 図書館

一瞬、バラードやブラッドベリの世界を期待してしまったけど全然違った。
身勝手な男が自分の時間の尽きる瀬戸際に、身勝手に人間らしさを取り戻す話のSF世界風仕立て。タイトルの世界の終わりも天文台もそれほど登場はしないし、何が起こっているのかも大体察しがつくけど、それなりに良い雰囲気になってはいる。北極圏の自然のちょっとこの世離れした描写が美しかった。

2019年7月7日

読書状況 読み終わった [2019年7月7日]
カテゴリ 図書館

1854年の夏に実際にロンドンで起きたコレラ流行について、貧しい少年を主人公にして推理小説っぽく仕立てた小説。コレラの原因がそれまで何となく考えられていたような空気感染などではなく、水(この時代だと地域の井戸)によるものだと主張したジョン・スノウ博士の話でもある。
オリヴァー・ツィスト風に頑張る孤児の主人公少年の生活や当時の生活の様子も普通に面白かった。少し古臭く感じるのは、あからさまにディケンズ風だったり大人たちが良い人すぎるのと、展開が児童書にしてもちょっとお手軽すぎるからかな? でも19世紀のコレラやジョン・スノウ博士のことは全然知らなかったので、ためになった。
それにしても邦題も装丁も全然中身を表していないので勿体ないと思う。

2019年6月30日

「タイムライダーズ」シリーズ3。
今回の舞台は12世紀のイングランド。戦争バカのリチャード獅子心王や最近ちょっと名誉回復気味のジョンも出てくる。ロビン・フッドも意識されてるけど、残念ながらロビン・フッドには会えない。
それぞれのミッションの話もだけど、大きなシリーズの流れも少しずつ(ほんとに小出しに!)出てきて、早くすべてを知りたいけど、これは結構長いシリーズになりそう。次の翻訳まで細部を覚えていられるかな?

2019年6月30日

読書状況 読み終わった [2019年6月30日]
カテゴリ 図書館

「タイムライダーズ」シリーズ2。子どもたちだけでの最初のミッションと言ってもいいと思うんだけど、話がいきなり恐竜時代に飛ぶ辺りのセンスは面白い。
話はお手軽だし、ツッコミどころ満載だし、でもこの人は意外に引き出しをたくさん持っていそう。登場人物がもう少し厚みがあって共感しやすいと良いんだけど。
でも面白かった。

2019年6月30日

読書状況 読み終わった [2019年6月30日]
カテゴリ 図書館

子供が読んでいたので興味を惹かれて借りてみた。
タイムトラベルと少年少女の冒険を扱った児童書。キャラクターは類型的で全く深みがないし(でも好感度は高い)、安直すぎる設定ではあるけど、勢いを感じる。緊迫した場面の作りが上手いので読んでいて楽しい。シリーズのようなので、続けて読んでみようかな?

2019年6月15日

読書状況 読み終わった [2019年6月15日]
カテゴリ 図書館

離れているようなつながっているような、「僕」の2つの世界、その意味と形。まっすぐに伸びようとする若さと試される勇気。扱いが難しいテーマなのに、そういうことがイマジネーション豊かによく書けていてよかった。終わり方tも素晴らしい。
最後のジグソーパズルのかけら(でも何でも良いのだけど)は、妹のものだと更に良かったのではと思ったりした。
あとがきを読んでまたびっくり。長い長い平安を願う。

2019年6月15日

読書状況 読み終わった [2019年6月15日]
カテゴリ 図書館

いくつになっても、男でも女でも、お洒落に生きるというのは大事なこと。見た目だけが大事というわけじゃないけど、見た目の管理もやっぱり大事。華やかな世界で生きてきた人の色々が詰まっていて、面白かった。いくつかは私でも取り入れられるかな?

2019年6月5日

読書状況 読み終わった [2019年6月5日]
カテゴリ 図書館

結構マニアックでよかった。

2019年6月5日

読書状況 読み終わった [2019年6月5日]
カテゴリ 所有

久しぶりのKingさん。最初はフランケンシュタイン+ペットセメタリーかと思ったけど、違った。それなりに楽しめた。

2019年6月5日

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