ピーター・リンチの株式投資の法則: 全米NO.1ファンド・マネジャーの投資哲学
- ダイヤモンド社 (1994年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478630488
作品紹介・あらすじ
投資機会を見つける秘訣、誰にでもできる簡単な投資指針を、豊富な例をもとにわかりやすく解説する。株式投資入門書の決定版。
感想・レビュー・書評
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本書は、投資会社の成長と、その成長の裏にあるマネージャーであるピーターリンチの思考がメインに書かれる為、大変に規模が大きい投資の話になっている。しかし個人投資家としても参考になる考え方はふんだんに盛り込まれている。
何よりも、インデックス・ファンドを上回る成果を出して来た人物の思考に触れることができるのは、個別株に投資し独自のポートフォリオを組む私にとって貴重なものである。
繰り返し読みたい。
マゼラン・ファンドのマネージャーとして活躍したピーターリンチの書籍。投資機関に属するマネージャーとして、ポートフォリオを組み、投資家から集めた資金を運用し、リターンを得る為に尽力することが彼の仕事だった。
インデックス・ファンドと比較して、驚異的な利益を出した。
彼が投資で成した成功の数々には、投資への姿勢と哲学があった。機関投資家として、様々な制約がある中で、企業を分析し、成長する企業、過小評価されている企業をポートフォリオに組み込み、大きな成果を生んだ。
ネットで売買できるようになった今、割安や割高といった株は目立ちやすくなり、株価は速やかに相対化されるようになった。
今後はどういった思考で投資に臨むか。どういったポートフォリオを組んで差別化を図り、収益を生むか。考えなくてはならない。
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なるほどなぁ。
株の投資をする際の教科書。
ただ、アメリカのその時代背景がわからないから不明確なことが多かった。 -
少し本が古かったので、情報が古いという面は否めなかったが、それでも、今にも通じる考え方を学ぶことが出来た。
自分もしっかりと投資について考えていきたい。 -
分かりやすい。街で目にするもの(店や商品など)への見方が変わった。ポートフォリオを構築したらもう一度読みたい本。
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マゼランファンドのファンドマネージャーであったピーターリンチの投資日記である。彼自身が、どのように、どんな銘柄を選び、どれくらいの利益を得たかが綴られている。
最後には、投資の教訓をまとめており、主なものを挙げると、
・投資家の強みは、すでに持っているものに見出される。
・成功している企業を辛抱強く持ち続けることが、よい結果に結びつく。
・何をどんな理由で持っているかを知っておく。
・株は世話をすることができなくなるほど持つな。5銘柄以内。
・財務状態を十分理解して投資すること。
・人気業界の人気企業は避ける。
・小型企業への投資は利益を出し始めてからにする。
・株価の下落は、割安株を買うチャンス。 -
巨大投資会社のファンドマネージャーである著者が、自身の投資に対する考えを色々な角度から書いている。非常にためになった。何度か読み直したい一冊。
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「株式投資家の運命を決めるのは、頭脳ではなく胆である」、これには強く同意、頭脳も大切だけども。株全体に対する考え方みたいなものもあるが、全体的にはどの株を、何故買ったのか、という話を通して銘柄の選び方を解説していく本。銘柄に関するデータは今見ると古い面もあるが、考え方は学べる。丁度、原子力発電に関する章があって時節柄参考になる。
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0909
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マゼランファンドの有名な投資家、ピーター・リンチの書。
投資家ならずとも、一度は読んでおいた方がいいといわれる一冊。題名は「株式投資の法則」となっているが、法則を説くというより、ピーターリンチがどのように投資してきたか、どのようにファンドを大きくしていったか、などを経験談として書き進めている。日本に住んでいるものとしては、なかなか聞きなれない企業名、ブランド名などでてくるが、お金を投資する中でのドラマがおもしろい。