ピーター・リンチの株式投資の法則: 全米NO.1ファンド・マネジャーの投資哲学

  • ダイヤモンド社
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478630488

作品紹介・あらすじ

投資機会を見つける秘訣、誰にでもできる簡単な投資指針を、豊富な例をもとにわかりやすく解説する。株式投資入門書の決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、投資会社の成長と、その成長の裏にあるマネージャーであるピーターリンチの思考がメインに書かれる為、大変に規模が大きい投資の話になっている。しかし個人投資家としても参考になる考え方はふんだんに盛り込まれている。
    何よりも、インデックス・ファンドを上回る成果を出して来た人物の思考に触れることができるのは、個別株に投資し独自のポートフォリオを組む私にとって貴重なものである。

    繰り返し読みたい。

    マゼラン・ファンドのマネージャーとして活躍したピーターリンチの書籍。投資機関に属するマネージャーとして、ポートフォリオを組み、投資家から集めた資金を運用し、リターンを得る為に尽力することが彼の仕事だった。

    インデックス・ファンドと比較して、驚異的な利益を出した。
    彼が投資で成した成功の数々には、投資への姿勢と哲学があった。機関投資家として、様々な制約がある中で、企業を分析し、成長する企業、過小評価されている企業をポートフォリオに組み込み、大きな成果を生んだ。

    ネットで売買できるようになった今、割安や割高といった株は目立ちやすくなり、株価は速やかに相対化されるようになった。
    今後はどういった思考で投資に臨むか。どういったポートフォリオを組んで差別化を図り、収益を生むか。考えなくてはならない。

    読了。

  • なるほどなぁ。
    株の投資をする際の教科書。
    ただ、アメリカのその時代背景がわからないから不明確なことが多かった。

  • 元全米No.1ファンドマネージャーの投資哲学って?

    前回読んだ「金持ち父さん貧乏父さん」で著者のキヨサキ氏の推薦本の一つである「the beating street」の日本語版です。

    ピーターリンチという人物はこの本読むまで全く知らなかった。しかし世界的に有名なフィデリティ社のマゼラン・ファンドの元ファンドマネージャーで、70年後半のスタート時に2000万ドル以下であったファンドを引退する90年には140億ドルまで拡大させた伝説のファンドマネージャーである。

    そんな彼の投資哲学を前半は回顧録を中心に語っていき、実際に彼が取った行動をまぜつつ、最終的に彼の黄金律でまとめている本である。

    正直アメリカの会社のことがわかっていなければ何について語っているのか全くわからない。アメリカはすごく広いし企業の数も膨大だ。

    そんな彼のすすめるやり方は小型株を中心に投資を行う方法だ。

    僕は前回の金持ち~を読んで、資産を増やす(キヨサキ氏の言う資産のこと)一環としてまずは株式に着目した。日本の株式は正直いうと成長の余地が乏しいと思う。しかし日本にも着実に成長している企業があることは間違いない。僕は日本株を放棄することは無い。現にとある株を持っており、株主なのだ。ただ今後のことを考えると日本株への比率は確実に少なくして、アメリカ株や新興国の株に投資するほうがよいと考える。

    僕はアメリカ株を抜きに自分の投資戦略は立てられないと思う。アメリカにはETFが充実しており、僕はS&Pに連動したインデックスのETFを持っている。そしてETFから今度は株式に挑戦しようと思う。そういう意味でこの本は非常に参考になった。

    参考になった箇所は、他人が売っているときに買うこと、割安株を見つけてそれを買いじっくり待つこと、一度に買うのではなくドル・コスト法を用いること、ごくごく当たり前のことだけど、この当たり前をいかに実行できるかが資産を増やせれるかの鍵だと思う。また債券よりも株のほうが長期的に見て資産を増やせれることも勉強になった。とかく債券は安全だと思われがちだが、リンチ氏は株式の重要性をすごく強調されている。

    時代こそ違えど、学ぶべきことは非常に多い。よく僕の周りには株式をギャンブルと捉えているが、全くの誤りだ。リンチ氏は「調査なしで投資することは、手札を見ないでポーカーするのと同じである」と仰る。しっかり分析をし、リスクをヘッジできればそれはギャンブルとは全く違う。株式には忍耐と決断が非常に重要だと思った。

  • 少し本が古かったので、情報が古いという面は否めなかったが、それでも、今にも通じる考え方を学ぶことが出来た。
    自分もしっかりと投資について考えていきたい。

  • 分かりやすい。街で目にするもの(店や商品など)への見方が変わった。ポートフォリオを構築したらもう一度読みたい本。

  • マゼランファンドのファンドマネージャーであったピーターリンチの投資日記である。彼自身が、どのように、どんな銘柄を選び、どれくらいの利益を得たかが綴られている。
    最後には、投資の教訓をまとめており、主なものを挙げると、
    ・投資家の強みは、すでに持っているものに見出される。
    ・成功している企業を辛抱強く持ち続けることが、よい結果に結びつく。
    ・何をどんな理由で持っているかを知っておく。
    ・株は世話をすることができなくなるほど持つな。5銘柄以内。
    ・財務状態を十分理解して投資すること。
    ・人気業界の人気企業は避ける。
    ・小型企業への投資は利益を出し始めてからにする。
    ・株価の下落は、割安株を買うチャンス。

  • 巨大投資会社のファンドマネージャーである著者が、自身の投資に対する考えを色々な角度から書いている。非常にためになった。何度か読み直したい一冊。

  • 「株式投資家の運命を決めるのは、頭脳ではなく胆である」、これには強く同意、頭脳も大切だけども。株全体に対する考え方みたいなものもあるが、全体的にはどの株を、何故買ったのか、という話を通して銘柄の選び方を解説していく本。銘柄に関するデータは今見ると古い面もあるが、考え方は学べる。丁度、原子力発電に関する章があって時節柄参考になる。

  • 0909

  • マゼランファンドの有名な投資家、ピーター・リンチの書。
    投資家ならずとも、一度は読んでおいた方がいいといわれる一冊。題名は「株式投資の法則」となっているが、法則を説くというより、ピーターリンチがどのように投資してきたか、どのようにファンドを大きくしていったか、などを経験談として書き進めている。日本に住んでいるものとしては、なかなか聞きなれない企業名、ブランド名などでてくるが、お金を投資する中でのドラマがおもしろい。

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