隣の老舗旅館の若旦那が亡くなって、それまで東京で仕事をしていた次男に旅館を継いで欲しいと思っていると、橋渡しを頼まれる受け。
受けは実はずっと亡くなってしまった長男である若旦那を密かに慕っていて、彼が守ってきた旅館を潰すのは忍びないと思っている。一方その受けをやはり子供の頃から好きだった攻めは、継ぐ代わりに自分のものになれと言い、、、。
ほぼ受け視線で進む話は、全てにおいて勝っていた長男の影になっていた攻めの不器用さが出てて切ない。
旅館も潰しちゃって、そんな自分のものになれそうにない幼馴染の気持ちなんて知らんふりしちゃえば良いのに、、、と思うくらい攻めがなぁ、、。まあ、旅館潰したらこの作品は成り立たないのだけど。受け、そこまで執着するほどいい男か?
好きな作家さんなのに読む気になれなかったのは表紙の絵に全く萌えなかったから。
毎回言ってるけど、絵有りと絵無しと選ばせて欲しい。自分が萌えを感じない絵師さんの絵は邪魔なだけ。
読み出したらやっぱり面白かったので、絵師さんのお陰で損してた感じ。この絵、他の人の評判どうなのかしらん。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年3月17日
- 読了日 : 2016年3月17日
- 本棚登録日 : 2016年3月17日
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