Xの悲劇 (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (1960年2月7日発売)
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感想 : 102
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ついに手にした本格ミステリーの名作「Xの悲劇」、読み終えるのに少々時間を要しましたが、やはり名作、大満足の一冊でした(*^^*)

読み終えた今、思い浮かんだのは最も衝撃的だった一冊、「殺戮にいたる病」(我孫子武丸著)。

本書は最後の大どんでん返しって訳ではありませんが、全てのヒントがストーリーの中にきっちり入っているんです。

即ち、エラリー・クイーンから読者への挑戦状。

あなたは犯人わかりましたか?
まぁ、未熟な読者である私には当然わかるはずもなく...

故に見事。
そうとしか言いようが無い。

悲劇四部作の第一作である本書を読み終えてしまうと、当然の事ながら残り三作品も気になる訳で...

別の出版社から発売された「Yの悲劇」は絶賛長期積読中ですが、残り二作品も買わなきゃダメみたいです┓(*´゚ω`)┏


<あらすじ>
エラリー・クイーンの『Xの悲劇』は、元舞台俳優の名探偵ドルリー・レーンが、ニューヨークで起こる連続殺人事件の真相を暴く推理小説です。

満員の市電の中で、株式仲買人のロングストリートがニコチン液に浸した針で殺される。彼は多くの敵を持っており、容疑者は数多く現れるが、決め手に欠ける。

サム警視とブルーノ地方検事は、レーンに協力を求める。レーンは犯人の目星をつけるが、それを明かさない。

ロングストリート殺害の目撃者を名乗る者から、ブルーノ地方検事に密告状が届く。密告者との待ち合わせ場所で、市電の車掌ウッドがフェリーから海に落とされて死ぬ。

ロングストリートの共同経営者ドウィットが逮捕されるが、レーンの協力で無罪になる。しかし、ドウィットは列車の中で射殺される。彼の左手の指はXの形を作っていた。

レーンは、犯人はロングストリートの元妻の兄で、ウルグアイでロングストリートに殺されたと思われた男だと明かす。彼は変装や偽名を駆使して、復讐のためにロングストリートとその関係者を殺したのだ。

Xの悲劇とは、犯人がロングストリートに対して抱いた憎しみと、レーンによって暴かれたことで終わった復讐劇のことだった。

この作品は、エラリー・クイーンの「悲劇」四部作の第一作目で、日本では複数の訳本が出版されています。この作品は、論理的で巧妙なトリックや、シェイクスピアを引用するレーンのキャラクターなどで、高く評価されています。



本の概要

ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月22日
読了日 : 2024年1月22日
本棚登録日 : 2024年1月22日

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