路地裏の金魚 (光文社文庫 な 22-15)

著者 :
  • 光文社 (2013年3月12日発売)
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本棚登録 : 45
感想 : 5
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人生上手くいっていない男が子供の養育費やローンなどで四苦八苦し、どんどん状況が悪化する中で、接待後に立ち寄った飲み屋の便所で過去へのタイムスリップを体験する。何度かタイムスリップを体験する中で、過去で一発逆転すべく競馬での一攫千金に挑む。

上手く行かなさっぷりが中年男ならありえる内容でなかなか辛い。そして後半からの逆転劇でスカッとさわやかに終わる。
SF的な部分の説明が面倒だっとり、タイムパラドックスに気付いた時に主人公にあまり驚きが無かったりと諸々しっくり来ないけれど、エンターテイメント的には楽しめる作品だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年9月21日
読了日 : 2015年3月12日
本棚登録日 : 2015年9月17日

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