マッキンリーに死す: 植村直己の栄光と修羅 (講談社文庫 な 30-3)

著者 :
  • 講談社 (1989年5月1日発売)
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感想 : 9
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世界初の5大陸最高峰登頂や北極点やグリーンランド単独行に成功し、43歳で厳冬のマッキンリーに姿を消した、植村直己の栄光と挫折。
手記や手紙、家族や知人や仲間からの取材によって世界的冒険家植村直己の素顔に迫るノンフィクション。
壮大な夢とロマン。タフな冒険の世界でしか生きられなかった、人間、植村直己のコンプレックスや弱さや苦悩も書かれていて興味深い。
奥さんとの出会いから結婚のくだりはとてもほほえましく、そのエピソードからはとてもシャイで優しい一面も。
植村さんの冒険が、現代においても世界的に評価が高いのは、基本的に単独行だったからではないかと思います。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2008年11月4日
本棚登録日 : 2008年11月4日

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