• KADOKAWA (2018年3月23日発売)
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感想 : 1
4

齢七十の作家の、一人称による意地だったり後悔だったり羞恥だったりグルグルと回る中でいかに体面を保つかという中で、新作をせっつかれ、昔の仇の女にあい、自分のルーツを遡り、最後に新作をとの構成であるけれど。 
まあやられたやられた。男の好色さや卑怯さや他責な感じがまあずーっとある中で、好きではないが興味があると読ませて、最後の小説パートで綺麗にとんでも展開でまとめた事と思ったら、そう着地するのと。なんだかさっぱりしてしまう。
登場人物もあの人かなと感じさせる、というかまああの人なのだろうけど、現実との地続き感があって嫌悪感があってもなんだか読めてしまった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年7月24日
読了日 : 2023年7月24日
本棚登録日 : 2023年7月24日

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