迫害される「ヤポネ」の少年が竜の医師を目指すファンタジー。
竜の恵みのもとで生きている人間たちの世界。ただ、偉大な竜たちは時に病にかかりそれは天変地異を引き起こす。
竜の医師を目指す少年のバディもの。
想像力をかき立てられる情景が豊かなクラシカルなファンタジー。映像化したら映えそう。

2026年3月8日

読書状況 読み終わった [2026年3月8日]

都市伝説と絡めたミステリ。
行方不明の恋人の捜索依頼を受けた探偵・小鳥遊穂香は、調査を進めるうちに「アナヅラ様」と呼ばれる都市伝説に行き当たる。
次々と引き継がれていく「アナヅラ様」、探偵事務所の個性的なキャラクターと結末の悲しさが後味悪く、都市伝説とミステリが上手く融合していた。
人怖と怪異的な存在の怖さ。

2026年3月1日

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読書状況 読み終わった [2026年3月1日]

パリを舞台に複数人の視点を切り替えながら進むミステリ。
緻密に貼られた伏線が後半から加速度を持って繋がっていく感覚があり面白かった。
コロナ禍を描く作品はそれが主題になってしまうことが多いが、この作品は舞台背景として上手くこなれていた。

2026年2月28日

読書状況 読み終わった [2026年2月28日]

見慣れない漢字のタトゥーを貼って自殺する人が続いた。その漢字は意味も読みも当てられていない幽霊文字だという。
担当の刑事や、関連する人々が文字の意味を推測しながら進んでいく物語。

最後はいきなり視点が変わり、梯子を外された気分を味わった。
謎を追う刑事目線で読んでいたのが、突然物語の外側に放り出される。
解決編として提示されるのが怪異の存在という、最初は面食らったが、解決編の雰囲気がそもそも舞台裏的なので割と構造的な面白さでなんとかなってしまった。
感覚的なものとしては『インシテミル』と似たものがあるかもしれない。
自分があの文字に意味を付けるなら何というだろうか。目新しく面白いテーマだった。

2026年2月6日

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読書状況 読み終わった [2026年2月6日]

目を覚ますと白い部屋のベッドの上。記憶喪失の主人公、どうやらここは宇宙船の中らしい。
過去と現在を交互に繰り返しながら手探りで物語が進んでいく。
上巻終わりで異星人のロッキーと会ったあたりから一気に物語に引き込まれて加速度的に面白くなりました。

何故主人公は記憶を失っていたのか?孤独な片道切符の任務の謎とは?その中で出会ったロッキーとの友情。
科学的な描写の確からしさは自分には判断できないが、現実の中に「アストロファージ」という新しい一要素を組み込むことで壮大なストーリーを練り上げた骨太SF。
ラストのエリド星で先生をやっている描写はうるっときました。読み進めるにつれ、奇妙な友人・ロッキーがどんどん好きになってきてしまう。
前評判の高さに身構えていましたが、とても面白かったです。

2026年1月19日

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読書状況 読み終わった [2026年1月19日]

古事記と日本書紀でスサノヲの描かれ方が違うのは何故なのか。
日本神話だと思っていたスサノヲを歴史と照らし合わせて解釈する古代研究の本。

2026年1月17日

読書状況 読み終わった [2026年1月17日]
カテゴリ その他書籍

上下巻。感想は下巻にて。

2026年1月13日

読書状況 読み終わった [2026年1月13日]

シリーズ三作目。
今回も作中作の形式を取りながらもまた新しい形で魅せられました。
アラン・コンウェイが亡くなった後、アティカス・ピュントシリーズの続編を描くためにエリオットが抜擢される。編集者としてスーザンが指名されるが、またしても不穏な事件に巻き込まれる。

生きている限り、ハッピーエンドはないんだと思わされるスーザンの人生が感慨深い。
まだ続編があるとのこと、気長に楽しみにしています。

2026年1月5日

読書状況 読み終わった [2026年1月5日]

シリーズ三作目。

2026年1月5日

読書状況 読み終わった [2026年1月5日]

いじめによる娘の自殺未遂をきっかけに崩れていく家族を描く。被害者加害者で反転する立場と世間の風評被害。平穏な時には気付かなかった家族の別の顔。
どんどん嫌な方向に転がっていき、最後は家族がまとまって解決で終わるものの、一旦ひびが入った傷は残り続けるというざらりとした嫌な後味が残る。

不穏な雰囲気だが、文体が読みやすくてすぐに読んでしまった。
本当に引き出しの多い作家さんだと思う。

2025年12月4日

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読書状況 読み終わった [2025年12月4日]

アティカス・ピュントシリーズ、一作目。
作中作という形式で描かれる斬新な構成。
上巻でアティカス・ピュントの物語にすっかり入り込んだ後、下巻を読み始めて思わずやきもきした人も多いだろう。
オールドミステリーの形式を取るアティカス・ピュントの物語と、それを取り巻くどろどろとした現実の物語。
チャールズが殺人を犯したのは果たしてお金のためだけだったんだろうか?物語を冒涜されることへの怒りだったのでは?
上巻は古典ミステリをゆっくりと楽しみ、下巻に入ってからは目まぐるしいストーリーを楽しむという一作で二度美味しい構成でした。

2025年12月2日

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読書状況 読み終わった [2025年12月2日]

シリーズ一作目。

2025年11月12日

読書状況 読み終わった [2025年11月12日]

カササギ殺人事件のシリーズ第二作目、上下巻完結。

面白かった!
最初の作品を知らずに本作から読み始めたのですが、前作からの繋がりや前置きがややあるものの、内容は問題なく楽しめました。
作中作で語られるので二度美味しい。
作中作のアティカス・ピュントのシリーズは、まさに正統派ミステリという感じでワクワクします。
作品に絡んだ事件が起きる現実は、一転として事実が明らかになるにつれドロドロとしているものの、最終的にすべて繋がり爽快感がありました。

あちこちに光る作者の鋭い描写も面白い。
刑務所の「世界最低のカフェテリア」の描写や、「凄惨な殺人」という表現に対するぼやきなど、細かな描写がなるほど、となって楽しめました。

2025年10月12日

読書状況 読み終わった [2025年10月12日]

上下巻。
カササギ殺人事件のシリーズ第二作。

2025年10月8日

読書状況 読み終わった [2025年10月8日]

読書状況 読み終わった [2025年9月8日]

犯罪者御用達のホテルという場を使ったミステリ。
一見特殊な設定に見えるが、外部介入がない・閉鎖空間で登場人物だけでの話が進むというクローズドミステリの亜種のようなもので、主眼はあくまでトリックでした。
ホテル探偵、ホテルを作り上げたオーナー、法医学に詳しいドクターと登場人物も派手ではないが味がある。
ホテルを舞台にしたミステリ短編集。軽く読めます。

2025年8月27日

読書状況 読み終わった [2025年8月27日]

突然の強盗殺人容疑での逮捕、現場の防犯カメラには見覚えない自分の姿、一致した犯行現場のDNA…最初の入りにスピード感があり引き込まれた。
国際養子や人種差別など社会問題も絡めて描いたミステリ。大団円。

2025年8月5日

読書状況 読み終わった [2025年8月5日]

脳研究者の池谷先生と漫画家・コラムニストの中村うさぎさんとの対談本。
どちらも初めて知りましたが、対話のテンポがよく、専門分野の話も一般にもわかりやすく噛み砕かれていて、取っ付きやすく読めました。
読みながら自分を振り返るきっかけにもなる本。

2025年8月5日

読書状況 読み終わった [2025年8月5日]
カテゴリ エッセイ・詩集

原題『恋愛採集士』のままの方が作品タイトルとして合っていたかと思う。
恋愛専門の便利屋を営むユキが、様々な依頼に対応するオムニバス。誰もが歪んでおり、どこかふわふわとした現実感のない話でした。

2025年7月16日

読書状況 読み終わった [2025年7月16日]
カテゴリ 小説:日野 草

最悪のバタフライエフェクト。
生活保護の受給処理を行うケースワーカーの佐々木守を主人公に、様々な人物が描かれる群像劇。
色んな悪いものが噛み合って、最後のドタバタはまさに喜劇でした。
夏のじっとりした雰囲気と、鮮やかなクレヨンの色彩が想起される箱庭のような作品。
美空だけは幸せになってほしい。

2025年7月6日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2025年7月6日]

シリーズ2作目。
1作目とは構成異なり、叙述トリックを真摯に描いた作品集。毛色の違う叙述トリックの作品が三作収録されています。

前作では上滑りして見えた一見苛立たせるような翡翠の言動や振る舞いも、コロンボや古畑任三郎的手法と理解して捉えてからは面白く読めた。
新しい探偵シリーズものとして定着するため、是非長く続けてほしいです。
最初のシステムエンジニアの話が好きでした。

2025年6月20日

読書状況 読み終わった [2025年6月20日]

「コロンブスの発見」を先住民の立場から読み解いた本。
トウモロコシやトウガラシ、じゃがいもといった作物、持ち込まれた家畜、疫病、奴隷の問題。

近年コロンブスに対する評価は負の側面が再考され、批判的に見られていたのは知っていたが、より多角的な形で描かれていて考えさせられた。
豊かになるごとに資源や労働力を奪い合う人間の歴史を目の当たりにすると、文明の発展の代償や暗部を思い知らされる。

作者は農学が特に強いようで、作物の歴史が特に詳しくページを割かれていた。先住民が育ててきた作物の歴史や毒抜き方法など、確かに貢献は大きく、再評価されるべきだろう。
逆に疫病に関してはさらりと流されている印象。いくつかこの系列の本を読んで比較してみたい。

2025年6月14日

読書状況 読み終わった [2025年6月14日]
カテゴリ その他書籍

科捜研勤務から独立し、民間の科学鑑定を行う会社を立ち上げた氏家京太郎、シリーズ一作目。

ある日、鑑定センターに残虐な連続殺人犯にまつわる鑑定依頼が舞い込んだ。犯人はうち2件の容疑は認めているものの、最後の事件は否認していると言う。
警察と弁護士、元同僚や組織との確執を交えながら事件の真相を追っていく。
あちこち絡んでいく人間模様も面白く、一気に読んでしまった。
論理と倫理の兼ね合い。

2025年6月1日

読書状況 読み終わった [2025年6月1日]

社運をかけて挑むオークションで爆破予告があった。
オークションの出品者、落札希望者、アーティスト、画廊と色々な思惑が絡んだオークションハウスを題材とする作品。

少しずつ伏線が張られながらオークション当日に繋がっていく展開が面白かった。
シリーズものにできそうな作品です。
「オークションの女神」…厳しく冷静に仕事をこなすベテラン社員の美紅ですが、次第に人情やアートに対する情熱が浮かび上がってきて、読んでいてファンになりました。

2025年5月24日

読書状況 読み終わった [2025年5月24日]
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