上下巻完結。

2019年9月10日

読書状況 読み終わった [2019年9月10日]

上下巻完結。

2019年9月10日

読書状況 読み終わった [2019年9月10日]

さるやんごとなき身分の若主人が使用人と共に事件にあたるオムニバス。
全て使用人に任せきりで、一切推理をしない探偵という目新しい探偵もの。
トリックは些か強引でこじつけ感があるが、トリックよりも、ある意味お約束な話の流れを楽しむ小説か。
個人的に貴族探偵本人よりも使用人の三人に興味が湧いた。探偵は個人的にいけ好かないというか…使用人は頭脳、というのはわかるが、どうしても何もしていない風に映ってしまう。
好みの問題だろうか?

2019年9月1日

読書状況 読み終わった [2019年9月1日]

ある夫婦の元に、一匹のシェパードがやってきた。
名前はシャルロット。元警察犬のメスのシェパードだ。
賢くお茶目で、たまに臆病なところもある甘え上手なシャルロットと、夫婦の温かな日常ミステリ。

チワワに噛まれて困ったように尻尾を丸める姿、ドックランでは日頃の思慮深さを解放して思う存分走り回り、お散歩は家族一緒に行くのが大好き…丁寧に描かれるシャルロットの描写が生き生きとしていて目に浮かびます。
主人公は初めて犬を飼う夫婦ですが、どんどんシャルロットの魅力の虜になっていく。
日常の小さな事件が舞い込むが、探偵役はシャルロット…ではなく、意外にも夫の浩輔だったりする。
シャルロットの存在意義は、探偵でなく、そこにいるだけで良いよってことなのかな。


動物を飼うということの楽しさ、責任、豊かさを描いた良作。

2019年8月25日

読書状況 読み終わった [2019年8月25日]
カテゴリ 小説:近藤 史恵

題材としては突然目が覚めたら複数人とともに知らない土地に…というサバイバルゲームもの。
良くある題材なのだが、情景描写が丁寧で没入感がすごく、一気読みしてしまった。
結末よりもストーリーの過程を楽しむ話だと思う。
ゲームブックを知っている人でないと、もしかしたらピンとこないかも?
サバイバルにおいて大事なのは生命線の確保なのだが、周囲の動植物や虫を食べる描写は、なまじ淡々とリアルに描かれる分、想像してウワァとなってしまった…極限状態に置かれたらそれもご馳走か…。

2019年8月14日

読書状況 読み終わった [2019年8月14日]

三部作の二作目。

2019年8月14日

読書状況 読み終わった [2019年8月14日]

続編で完結編。

「数学は、数学自身で自分が無矛盾である、と証明することができない。数学は自分が確かに無矛盾だ、とは絶対に言えない。と、いうことが証明されてしまった」
この一文がズシンときました。
数学にはトキメキがあるなあ…。

足元が崩れていくような心地になりながら、それでも数学をやる。主人公にとっての「数学とは何か」が示される完結編。

心象風景が多く、詩的な文章だが、深く数学の自分の世界に潜っていく感覚を追体験できて面白かった。
作者の数学に対する憧れ、恐れを強く感じる。
主人公にとってそれは数学であったけれども、他の人にとってはまたその人独自の大切なものがあるのだろう。

2019年7月19日

読書状況 読み終わった [2019年7月19日]

数学に魅せられた高校生の話。
透明な文体。
数字とは何か?何故やるのか?決闘する意味とは?
人と数学の深淵を描く。
ノイマンが癖があるけれど理由がシンプルで好き。

事前知識なしに読み始めたらまさかの続きものでした。
とても気になる引きで終わっています。
先に続編買い揃えてから読み始めるのをお勧めします。
一巻完結のシリーズものならいいですが、完全に続きの場合は、タイトルにナンバリングか前編表示を入れてほしかった…!!

2019年7月7日

読書状況 読み終わった [2019年7月7日]

栗栖川亜理はある日、不思議な国のアリスの夢を毎日見ていることに気付く。
夢の中でハンプティダンプティダンプティが死ぬと現実でも人が死んだ。
夢の世界はどうやら現実にもリンクしているらしい。
夢の世界で容疑者の疑いをかけられた亜理は、夢の世界のトカゲのビル=井森と協力して犯人探しを始める。

不思議の国の登場人物はみんな話が通じるようで通じず、最初は読んでいてストレスを感じるが、話が進んでくるとそれが癖になってくる。
頭の悪いトカゲのビルが現実では頭のいい大学生・井森なのが面白い。妙に愛嬌を感じるキャラクターだった。

奇妙でグロテスクだが、ミステリはなかなか読み応えがあった。

2019年6月29日

読書状況 読み終わった [2019年6月29日]

タイトルのインパクトに惹かれて手に取りましたが、意外にもミステリーでした。
「人間のクローンを食糧として飼育する世界」というトリッキーな設定を前提としたミステリー。
解説にもあったように万人受けはしないでしょうが、意外性があってなかなか楽しかった。

誰が探偵なのか?
様々な人物に視点が切り替わって進み、最後まで結末がわからない。
やや結論ありきな組立ての気はするが、解けた時の完成した絵面は見事。

2019年6月16日

読書状況 読み終わった [2019年6月16日]

様々な依存から脱出した人の話をインタビュー形式で描くエッセイ漫画。
プチ依存→沼依存と二パターンのケースで描かれる。
ネット依存、アルコール依存、買い物依存、恋愛依存などなど。

インタビュー形式なので話が繋がっておりややテンポが悪いように感じた。一話ごと完結の方が見やすいのでは。
内容は興味深かった。
スマホ依存…自分も当てはまるのでギクッとした。
思わず読了後スクリーンタイムを確認したら、作者さんと同じ状況だった。
依存脱出がんばります。

2019年6月8日

読書状況 読み終わった [2019年6月8日]
カテゴリ 漫画:その他

スマホを落としていない第二作目。
前作で捕まった殺人鬼、浦井の取調べが続く中、新たな死体が発見される。
だがそれは別の犯人による犯行だった。サイバー操作に行き詰まった警察は最終手段として浦井に操作協力を依頼する。

一作目と主人公が変わって、サイバー犯罪対策の刑事・桐野が主人公。
仮想通貨の盗難、ランサムウェア、なりすましなど、前作に引き続きサイバー犯罪の様子が描かれる。
実際に起こった事件もモデルになっており、読んでいてこの事件モデルかーと思うことが多々ありました。

本作の主人公はITスキルが高く、前作のなすがまま一方的に殴られる主人公よりも好感が持て、最後までワクワクして読めた。
浦井との共闘が面白い。

2019年6月6日

読書状況 読み終わった [2019年6月6日]

解説でも書かれていたが、タイトルが本当に良い。
「ぼくは勉強ができない」
いやもう、このタイトルだけで参った、と言いたくなる魅力がある。
何でこんなに惹きつけられるんだろうか?
思うに、「勉強ができない」とマイナス面を言い切ることで、その裏側の逆説を想像してしまうからではないだろうか。
「勉強ができない」…けれど勉強以外はできるのか?
「勉強ができない」…けれど「ぼく」とはどんな人物なのか?

不思議な魅力を持つ高校生、秀美が主人公の短編集。
タイトルの意味を探りに、是非読んでみてください。

2019年5月16日

読書状況 読み終わった [2019年5月16日]

三十路過ぎの頃の女性目線でのエッセイ…なのだが、面白く軽いノリで書いているようでいて、とても気を張っている生き方の作者で、読んでいてとても窮屈。
何だか生きにくそうだなあ、と感じてしまった。
年齢に応じた自分、見られる自分を強烈に意識して生きている方なんだな…。

共感はあまりしなかったが、こういう考え方するのか、と半ば新鮮な気持ちで読んだ。

2019年5月13日

読書状況 読み終わった [2019年5月13日]
カテゴリ エッセイ・詩集

上座の位置、フレンチ/イタリアン/和食/中華などのフルコースの食べ方、フルーツや北京ダック等の特定の食品の食べ方などなど基本的なテーブルマナーを記した本。
一つ一つの記載は詳しくなく、ごく基本的なことが書かれているだけだが、イラストも多いのでとても見やすい。
最初の教本やマナーの確認を兼ねてパラパラと見るのはいいかも。
ただもう少し食べ方や食に関する蘊蓄に特化したテーブルマナーを期待していたので、目新しい記述はなく残念。

接待の仕方や奢り方などの記載はやや時代を感じる。
まあそういうルールがあるというのは知っていて損はないかも。

2019年5月13日

読書状況 読み終わった [2019年5月13日]

上下巻完結。
疾走感が見事。つい聴きたくなって、作中の作品を調べて流していました。
風間塵の演奏、聴いてみたいなあ。

2019年5月13日

読書状況 読み終わった [2019年5月13日]

上下巻完結。
うわーーー面白かった…。
ピアノのコンクールを最初から最後まで描ききった作品。
一人の主人公ではなく、コンクールに参加するコンテクストの4人、それに取り巻く友人、審査員等色々な視点から描かれるオムニバス。
読んでいる間、何故かずっとベト7が頭の中で鳴っていました。(出てこないのに)
音楽の表現が詩的で、泣きそうに愛おしい。
読み始めて止まらず、最後まで一気読みしました。

音楽に生きる人たちの葛藤と生き様。
コンクールですが、他人を蹴落としたり嫉妬したりというという対人との戦いではなく、ひたすら真摯に音楽に向き合っています。どのキャラクターも瑞々しい。

2019年5月13日

読書状況 読み終わった [2019年5月13日]

泥棒一家の娘と警察一家の息子の恋愛ミステリーもの。
お互い素性を知らず恋人になり、いざ結婚話が持ち上がった時に発覚…という王道ですが、テンポ良く読めました。
やや強引な感はあるがエンタメとして楽しめる。大団円。

2019年5月7日

読書状況 読み終わった [2019年5月7日]

木原音瀬さん原作、小椋ムクさんが漫画化した『キャッスルマンゴー』のコラボレーション作品。
漫画は万視点でしたが、本作では十亀視点。
過去の高校時代の十亀の話と、現在の映画に向き合う話、二本立てです。

過去の話がとても良かった。
貧乏で奪われ続ける過酷な生活であっても、悲観するのではなく諦めとともにそれを受け入れる姿が、優しいながらも寂しい。
2本目の話も映画撮影のシーンや現場のやり取りがリアリティあってストーリーとしてとても面白かった。
漫画を読まずに先に小説を読んだら、現代との繋がりがやや入りにくかったので、キャッスルマンゴーを読んでから小説読むのをお勧めします。

2019年5月2日

読書状況 読み終わった [2019年5月2日]

古今東西のちょっと変わった論文を紹介するエッセイ。
気になる論文の内容は…湯たんぽの研究、公園の斜面に座るカップルの観察、世間話の研究、などなど。
タイトルだけで、んん?と興味を惹かれるものばかり。そんな変わった論文を、研究者へと学問への惜しみない尊敬と愛情込めて面白おかしく紹介しています。
「ヘンな」と名打ちつつも、その「ヘン」には親しみが詰まっていて、呼んでいてて非常に面白く痛快です。

ヘンな論文探し、自分もやってみようかな。
学者とは、究極の趣味人でオタクだよねという総括。

2019年4月30日

読書状況 読み終わった [2019年4月30日]
カテゴリ エッセイ・詩集

主人&執事のコンビもの。
海外育ちで日本に帰国し、若くして当主を継いだ花穎と、同じく若くして執事になった更衣月の新米コンビ。
最初はお互いに慣れずチグハグとするが、次第にお互いを認め合っていく。

前任のスーパー執事、鳳が良い。
鳳メインでなく、あくまで新米の二人を軸にしたところが主従ものとしては目新しいかもしれない。

2019年4月16日

読書状況 読み終わった [2019年4月16日]

ジーヴス&ウースターのコンビもの、短編集。
善良だがやや抜けている主人と、賢くソツがない従僕のコンビ。
何か事件がある度に、ジーヴスが見事に解決していく。

ウースターの親友の惚れっぽいビンゴなど、周りを取り巻く人たちも個性豊か。
表向き主人を立てつつも、うまく操っているジーヴスの腹黒さが垣間見られます。
初読でしたが、英国文学の定番とのこと。

2019年4月16日

読書状況 読み終わった [2019年4月16日]

十二人の子供たちが廃病院に集まった。目的はある「集い」…集団自殺のため。
だが集まったその場には身元不明の十三人目がいて…。

そのまま集いを決行するのか否か、話合い→採決を繰り返しながら話が進む。
決定の方法は全員一致。
一人のNOが次第に数を増やして議論が混乱していくのが面白い。
誰が主人公、というわけではなく、一人一人視点を変えながら進む。個人的にマイペースでやや思考が遅い、でも裏表のないマイの視点が新鮮だった。
重い題材のテーマなのに読後感は何故か爽やか。
シンジロウは実際にいたらとても魅力的な少年だろうなあ。

2019年2月17日

読書状況 読み終わった [2019年2月17日]

奇妙な物語、短編5本を収録。
どれも笑えてゾクッとする怖さがあり、読み応えがありました。
全ての話の総括となるような「脇役バトルロワイヤル」が特に好き。脇役っぽい行動をとった人から脱落していくという…「脇役っぽさ」を改めて考えさせるところが面白かった。逆説喋り始め説明、確かになあ。

2019年1月15日

読書状況 読み終わった [2019年1月15日]
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