「天職」なんて自己啓発系のタイトルがついているけれど、人気放送作家の2人が言いたいことを言い合っているだけの本。まあ、秋元康と鈴木おさむの対談が面白くならないハズはないのだし、実際、(面白くない部分も含めて)非常に面白く読むことができた。 放送文化というものは、面白くないことでも無理やり面白いと言い張ることが求められる文化であり、放送業界とはその才覚とセンスが問われる世界なのだと、あらためて認識させられた次第。現在、大ブームを巻き起こしている朝ドラ「あまちゃん」も、まさにその部分が隠れたテーマになっていて、その意味でも今の時期に本書が発売されたことは時宜を得ていると思った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
芸能・音楽
- 感想投稿日 : 2013年7月21日
- 読了日 : 2013年7月20日
- 本棚登録日 : 2013年7月20日
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