おもしろい。馴染みの道にいつのまにか見知らぬ穴があいていたような気持ち。日はやさしく照っているけれど、穴は深くて暗いみたいだ。近寄って覗いてみようか、どうしようか。ボルヘスの序文もそれ自体がまるで短い物語のよう。


“かの〈尊敬すべき〉ベーダのように、ナサニエル・ホーソーンも夢みながら死んでいった。彼が死んだのは1864年春の、ニューハンプシャーの山中でのことである。彼が夢想し、その死によって完成または消滅した物語を想像してみることをわれわれに禁じているものは何もない。だがそれはそれとして、彼の全生涯は、ひとつらなりの夢であった。” 
(ボルヘス序文より)

2012年3月7日

ツイートする