彼女がフラグをおられたら 俺、この転校が終わったら、あの娘と結婚するんだ (講談社ラノベ文庫)
- 講談社 (2011年12月2日発売)


不幸な経験により人との関係を深める事を避けようとする
主人公はフラグを視認でき、
進展しそうなフラグを次々に折っていくという話。
話としては面白くなるかなと思い、期待して読み進めていったのですが、
どうにも文章を読み進める上で気が削がれました。
この作者の文章を読むのは初めてだったのですが、
何時もこうなのでしょうか?
物語の進行中に度々作者が割って入ってきます。
その様な形は沖田雅氏の『おおかみさんシリーズ』で
見慣れていたのですが、
おおかみさん程のノリの良さと程良さが感じられず、
感想であったり突っ込みであるものが私には
滑っている様にしか思えませんでした。
少女キャラ達もよくみられる型のキャラでしか無く、
余り惹かれる事はありませんでした。
イラストはとても魅力的なのですけど。
まだ話が始まったばかりであり、
設定も消化不足で良く動かされていないのかもしれませんが、
それ以前に作者の文章の癖が気になり、
次の巻まで手を伸ばそうと言う気持ちは
残念ながら湧きませんでした。
私はキャラ萌えだけでは満足がいかない性質のようです。
色々な種類の少女が出てきて・・・と言っても
話がこれではキャラが生きないです。
只そそられそうな種類の少女を並べ立てただけで終わったのが残念。。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ
- 感想投稿日 : 2012年3月18日
- 読了日 : 2012年3月18日
- 本棚登録日 : 2012年3月18日
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