戦後に見つかった、平安時代末期の華麗なスーパーヒロイン物語です。光源氏並みの容姿・才能の貴公子が実は女性、帝に押し倒された後は国母・女院として栄華を極め、ずっとオンリーワンとして愛され続ける。男性の時も女性の時も理想的なキャラとして語られます。
後半は名目上の甥の恋愛を語りつつも、常に女院が理想の女性であることが強調されます。未完なのでラストはなし。作者はどうするつもりだったのでしょうね。
萌えが歴史あるものだと実感できて、私は嬉しいですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2023年6月19日
- 読了日 : 2023年6月19日
- 本棚登録日 : 2023年4月7日
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