この人は社会の中で何も考えずにあくせく働くことがどうしてもできない人だったんだろうなあ。かといって芸術面に才能があるとも思っていなかった。自分は何もない人間だと思い込んでいたのではないだろうか。
それでも諦めと居直りの文章の中に自尊心が見え隠れしていたり、世間のことなど知ったことかという生き方をしていながら「世間では僕のことを○○といっているが~」など他者から見た自分に敏感だったりする矛盾がまた人間臭く、親近感をおぼえる。
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- 感想投稿日 : 2014年6月7日
- 読了日 : 2014年6月7日
- 本棚登録日 : 2013年7月21日
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