だいぶ前に読んだ時には結構面白く読めたんだけど、時間をおいて再読してみたら、なぜかうーん…という感じ。面白い内容ではありますが、いかんせん、少し「古い」本になってしまった感は否めないかな、と思います。
この本で定義する「裏日本」とは、山陰と北陸のこと。その地域が日本の開発や発展から取り残されてしまった経緯を細かく丁寧に拾っています。中央・大都市・工業優位の効率的なシステムを構築するにあたり、地方・農村・農業が崩壊したという点は、ある程度分かったつもりでいる知識ではあるものの、改めて整理されたうえで提示してくれているので、理解しやすい内容となっています。
原発や水資源に関する記載もあるので、3.11を経た今、改めて読み直す価値はそれなりにあると思います。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史・宗教・民族
- 感想投稿日 : 2014年6月15日
- 読了日 : 2014年6月13日
- 本棚登録日 : 2014年6月15日
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