時代物に疎くても背景が分かり易かった。幼少から没前に至るまで悩み、向上し、人間を育て、支えられる光圀という人の歴史がわかった。
周りで親しい人が先に死んでいくのは辛かっただろうな。義のため愛する人を切るのは辛かっただろうな。やりたい事がまだ沢山あるのに時間が残っていないことを悟るのは辛かっただろうな。
天地明察も大好きなので、安井算哲がちゃんと出てきてくれたのが嬉しかった。算哲の周りも光圀の周りも志で人が繋がっていた。
冲方さんが光圀を書きたいと言っていて、こんな素敵な物語を書いてくれた事になんだか感謝してしまった。
13'6.10
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- 感想投稿日 : 2013年6月18日
- 読了日 : 2013年6月18日
- 本棚登録日 : 2013年6月18日
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