ストレスからくる不眠を克服したいが、そのための気晴らしには「試行」が必要だった作者の切実なドキュメント。脈絡なく気晴らしの方法を編み出しては一つ一つ真摯に取り組むあまり、自身滑稽さも自覚していて、話が重くならない。
プロフィールに図書館員とだけあったが、該博な教養と端正な文章から漂うタダモノじゃ無さ加減から、気になり調べてみると、作者が書評家「狐」と同一人物だと知って、今更ながら驚いた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
随筆
- 感想投稿日 : 2010年5月5日
- 読了日 : 2010年2月21日
- 本棚登録日 : 2010年2月21日
みんなの感想をみる