人間的なアクの強さが先行する清少納言だけれど、彼女が目撃した歴史の顛末があまりにも過酷で、少し見る目が変わった。負けた側に立つ人間の意地ともみれる枕草子の書き方は、逆をいえばとにかく切ないものだったということがわかる。瀬戸内寂聴だからこそ書ける、女としての定子、女としての清少納言の苦悩がとてもリアルで、わかりやすくて、さすがと思った。
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- 感想投稿日 : 2014年11月30日
- 読了日 : 2014年11月30日
- 本棚登録日 : 2014年11月30日
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