「本屋のダイアナ」にこの本のことが書かれていたから気になって読んだ。
人の言うことを聞く「従順」という魔法をかけられてしまったエラのお話。
児童書だけど、こんなにしんどいのか…と読んでてすごい辛い気持ちになった。。
エラの好奇心旺盛でユーモアのある素敵な人柄が伝わるからこそ、状況がより悲しかった。
従順が呪いっていうのに、ハッとさせられた。
自分も「いいこ」と言われたくて、思われたくて、無理して期待に答えようとしたり、思うまま行動できなかったりする。
呪いを解くには、意思と決断力と、どうしても手に入れたいものがあって初めて得られる不屈の精神が必要。めっちゃ重いものが必要じゃん。。諦めて従順でいるよりもしんどいことだと思う。だから呪いなんだろうな。
自分も子供に従順の呪いをかけてしまっているんじゃないかと気づけただけ、しんどい思いして読んで良かったなと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説・エッセイ
- 感想投稿日 : 2022年6月22日
- 読了日 : 2022年6月22日
- 本棚登録日 : 2022年6月22日
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