「ケア」という概念の幅広さを知った一冊。
かといって、おそらく半分くらいしか理解できていないと思うけど、文学作品に見る「ケア」は、取り上げられている作品を読んでいても、まったく気づかなかった見方だった。
本書を読んだことで、ジェンダーの境界線は曖昧のままでいいこと、女性男性どちらということではなく、どちらのいい要素を持つものが、昔から魅力的とされていることが、よくわかった。
オスカー・ワイルド、バージニア・ウルフ、三島由紀夫、平野啓一郎、多和田葉子、岡野八千代など、登場する人物も魅力的な人ばかり。
また読みたい本が増えた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月11日
- 読了日 : 2022年12月16日
- 本棚登録日 : 2022年11月11日
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