龍は眠る (新潮文庫)

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本棚登録 : 9029
レビュー : 745
著者 :
aswさん  未設定  読み終わった 

裏表紙のサマリーを読んだら、SF物かなと予想していました。SFは苦手なので心配しましたが、少し違いました。宮部さんは、かなりのゲームファンだそうですね。そういう部分も作品に影響しているのかもしれないなと思います。
彼女は、やっぱりとにかく文章がうまいです。構成、間のとりかた、など、読み始めたら続きが気になって止められないですね。インパクトというか衝撃度、アイデアでは東野圭吾さんのほうが上だと思いますが、文章はやはり東野さんが理系出身だからかわかりませんが、宮部さんのほうがレトリックがこなれていますね。
この小説は、特殊な能力を持って生まれた少年達の話。印象に残った文章は、「今度は彼が人の役に立つだけでなく、人に助けてもらうことによっても幸せになれる人生であって欲しい」というところ。人に助けてもらうことによって幸せになれるとか、考えたことも無かったので、新鮮でした。最後の動機・犯人解明の箇所は、難しかったですが、さまざまな伏線がみるみる気持ちよく整理されて、ストンと落ちる感じがして、爽快でした。宮部さんの作品は、また読んでみたいと思います。

レビュー投稿日
2014年9月17日
読了日
-
本棚登録日
2010年9月5日
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