名人は危うきに遊ぶ (新潮文庫)

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本棚登録 : 194
レビュー : 20
著者 :
aswさん  未設定  読み終わった 

白洲正子さんの本は初めて読んだ。著者のことは、政治家・白洲次郎の配偶者で、由緒ある家の出であること程度しか知らなかった。
一言でいうと、素晴らしかった。
格式高く美しい日本語と深い教養で、ただ単にいい家柄のお嬢様として生まれただけではない、白洲次郎のパートナーとしてふさわしい人だったことがよくわかる。著者は伝統芸能の能を研究し、そのほか骨とう品や古美術などにも傾倒がある。書かれているのは、日本文化や美術についてがメインだが、華やかな交流も興味深い。描写が素晴らしく、目の前に情景が豊かに現れる。
夫の白洲次郎や子どもたちのことがほとんど書かれていない。お互いに尊重しあいつつも精神が独立しているのだろう。
女性のエッセイストでは向田邦子が好きだが、もう一人お気に入りが増えた。

レビュー投稿日
2017年7月9日
読了日
2017年7月9日
本棚登録日
2017年7月9日
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