斜め屋敷の犯罪 (光文社文庫 し 5-6)

著者 :
  • 光文社 (1989年1月1日発売)
3.50
  • (11)
  • (10)
  • (29)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 169
感想 : 13
4

はじめての御手洗 潔シリーズ。正確には、映画の「星籠の海」が探偵御手洗のはじめですが。
このお話は、宗谷岬のハズレに建てられた、斜め屋敷と呼ばれている傾斜した洋館で、クリスマスパーティの夜から、招待客がそれぞれ密室で殺される連続殺人の謎を、御手洗が鮮やかに解決するものです。
御手洗は小説の3分の2くらいから登場するので、それまでの警察の推理とか、館に滞在する人物の人間関係などが続き、なかなか話が進まないので読んでいて辛いですが、御手洗が登場してからは、謎解きのペースもグッと早くなり読んでいて楽しいです。
2番めの殺人トリックは、凄すぎますね。それに、犯人も殺人のためにこれだけ出費するなんて考えられないよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年8月30日
読了日 : 2017年8月28日
本棚登録日 : 2017年8月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする