語源をさぐる (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)

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本・雑誌
読み終わった
1999-12-31T23:59:59+09:00
軽目のタイトルと“現代日本のエッセイ”という副題に油断して読み始めたら,物凄い博覧強記にしてさらにソリッドで古風な文体.一体こいつ何者.と思ったら「広辞苑」の撰をやった言語学の大物中の大物の作を復刊したものだった.執筆時点が1950年代なので,現代の学説に照らすと否定的な内容も含むのだが,内容は文句無く面白い.しかしこの荘重な文体が口述筆記とはねぇ.昔の人は大したものだ.
- レビュー投稿日
- 1999年12月31日
- 読了日
- -
- 本棚登録日
- 1999年12月31日
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